働き盛り世代の健康な身体作り

うるみん新聞
2022年春号

働き盛り世代の健康な身体作り


運動・休養と共に、健康づくりのために必須な「栄養」。特に働き世代は、日々の忙しさに流され、コンビニ弁当や、外食などで済ませてしまい、栄養バランスも偏りがちです。今回は、うるま市健康支援課 管理栄養士のおふたりに、働き盛り世代に大切な栄養素と、手軽に作れる栄養バランスの良いレシピを伺いました。


健康づくりのために最も大切な食事には、栄養素の偏りがなく、1日3回の適切なエネルギーと栄養バランスの良さ、水分補給が大切です。栄養バランスの良い食事とは、主食(ご飯、パン類、麺類など主に炭水化物の供給源)、主菜(肉類、魚類、豆類、豆腐、卵を使った料理。主にタンパク質の供給源)などメインのおかずになるもの、そして副菜(野菜、きのこ、海藻類などの料理で、主にビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源)の揃った食事です。さらに、働き世代に不足しがちな牛乳・乳製品・果物を組み合わせた食事が基本となります。

また、日本人は食塩を摂りすぎているので、薄味に慣れ、加工食品、外食、コンビニ食などを利用する際は、栄養成分表示をしっかり見て食品を選ぶなど、食塩摂取量に気をつけましょう。

今回お話を伺ったみなさん
うるま市健康支援課 管理栄養士
佐渡山安美さん照屋絵美さん

健康支援課では、特定保健指導や、出前健康教室、減塩や働き世代のための調理実習などを実施し、市民の健康増進に役立つ情報をお届けしています。

オススメレシピ紹介

働き世代の手軽な運動

フィットネスセンター マシン紹介(ローイングエルゴ)

水上でボートを漕ぐような動作で運動できるマシンです。上半身、下半身含む全身の筋肉を使った有酸素運動になり、高いカロリー消費が期待できるため、性別、年齢に関係なく、トレーニングからリハビリ、脂肪燃焼と幅広い目的で利用されています。プロ野球選手や、オリンピック選手も使用するマシンを使って、楽しく運動してみませんか。

水中運動から始める運動習慣

水中運動の効果について聞いてみました!

水の恐怖はないけれど、水中での動き方の基礎を知らない方がたくさんいます。一度に全ての動きを覚えるのではなく、まずは手の動き、そして足の動き、そして息継ぎの仕方…と順を経て身体に覚えさせるのが、上達のポイント。水中での動きはキックで、身体の一番大きな腿の筋肉を動かすため、陸上で激しい運動ができない方でも効果的な運動効果が望めます。特に高齢の方は、急に過激な運動を始めようとしても身体に負担がかかるばかり。水中の浮力を活用することで、小さな力でも大きな効果が得られます。体力に自信がない方でも、水中ウォーキングから始めることで、少しずつ心肺機能が高まり、体力の向上に繋がります。体力が付けば、新たに泳法を覚えるなど、段階的に運動効果の高いトレーニングができ、より健康的な身体づくりに繋がるのも、水中運動ならではの利点です。加えて、心肺機能が高まると、高負荷で長い時間運動ができるようになり筋肉も増え太りにくい身体になります。それぞれの体力、ライフステージにあわせて、健康的な身体づくりを楽しんで欲しいですね。

うるみん水泳インスタラクター 町田宗淳さん
「うるみん」では、子どもスイスイ水泳教室、おとなのすいみんぐ教室の講師を担当。水に不慣れな人でも、順を追った丁寧な指導で、泳ぎをマスターできる指導が好評。

利用者の声

うるみんには、年中一定の水温が保たれた室内温水プールがあるのをご存じですか? 今回は、うるみんでプールに通われているおふたりに、その効果について話を伺いました。

—- プールに通い始めたきっかけを教えてください。
西野さん
友人に、水中ウォーキングに誘われたのがきっかけでした。週に3、4回、仕事帰りに通っていたのですが、隣のコースで気持ちよく泳いでいる人たちを見て、羨ましいなと思い「おとなのすいみんぐ」に参加しています。
平安名さん 通い始める前までは、フルマラソンに出場するほど運動が大好きだったのですが、膝を痛めてから運動ができなくなってしまって。仕事のストレスもあり、耳鳴りや腰痛にも悩まされていました。そんな中、インストラクターに声をかけていただきプールに通い始めました。

—- 実際に通ってみて感じた変化はありましたか?
西野さん
1メートルも泳げなかったのが、1ヶ月で20メートル近く泳げるようになったのが、自分でも驚きです。インストラクターが、身体のどの部分をどう動かせば良いか具体的に教えてくれるので、何を練習しているのかが分かりやすいからだと思います。もちろん疲れはあるのですが、身体のだるさは全くなく、むしろ爽快感を得られています。それに、一緒に取り組むお友達ができたのもとても楽しいです。
平安名さん
ジャグジーがあるので、泳ぎ疲れた身体も癒されます。腰痛もすっかり良くなりました。プールに通い始めて丸6年になります。最初は息継ぎもできなかったのですが、インストラクターのアドバイスを頂いて今では500メートル近く泳げるようになりました。プールで出会ったお友達とも仲良くなったり、自分の水泳のスキルアップのために今は「子どもスイスイ水泳教室」のアシスタントもしています。泳げない気持ちが分かるので、とても楽しいです。

今回お話を伺ったみなさん

右:西野悦子さん
「おとなのすいみんぐ」歴1ヶ月半。ぐんぐん上達するので周りが驚いています。

左:平安名弘子さん
スイミング歴6年。目標は長距離を泳げるようになる。

うるみんのプールを紹介します!

うるみんプールは心地よい水温で一年間利用でき、水深が調整できる県内唯一のプールです。25メートルの直線コースがあるプールに加え、ジャグジーのある癒しプールや、水流を活用して運動効果を高める流水プールなど、用途に応じてお使いいただけます。
【時間】 10:00~21:00(日曜は19:00まで) ※火曜定休
【料金】一般400円、65歳以上・障がい者200円 ※上記は市内にお住まいの方向けの料金です。

【 詳しくはお問合せください】うるま市健康福祉センター うるみん ☎︎ 098-973-4007