個別運動指導
食事&運動
うるみん新聞
2022年秋号
日頃の習慣を見直し正しい習慣をつける
日頃の習慣を見直し正しい習慣をるける。
うるま市では、市民の健康寿命を延ばすため、生活習慣病予備軍に該当する方を対象に、日頃の運動と食事を見直し、改善する「個別運動指導教室」を実施しています。市民一人一人に寄り添ったケアは、全国のなかでも先進的な取り組みと評価されています。
プロジェクトについて、市健康支援課の島根武係長、照屋絵美さんに、お話を伺いました。
生活習慣病予備軍を減らそう
以前は「国保パーソナル」という名前で、生活習慣病予備軍の方を対象に、月1回のペースで3ヶ月間、運動と栄養指導を行っていました。今年度は、さらに「正しい食生活と運動の習慣化」を目指しサポートする「個別運動指導教室」が始まっています。
この「個別運動指導教室」は、令和2年度の特定健診受診者の中から、主にミドル世代の生活習慣病予備軍が対象。対象者には案内が郵送され、申し込みが完了すると「個別運動指導教室」に参加できます。「市では、年々生活習慣病とされる人数が増えています。特にコロナ禍で在宅の仕事が増えたり、外出制限で運動不足の方が増えています。
生活習慣病の発症、重症化を予防するために現在の食事の内容、運動を見直し、健康づくりを推進しています」と市健康支援課の島根武係長。参加が決定すると、2週間の食事記録を基に、カウンセリングが実施されます。
その後、週1回のペースで全8回、うるみんフィットネスセンターの専属トレーナーが、個人の課題に合わせた運動プログラムを作成し、指導します。
日頃の食生活を見直そう
「食事の時間や内容、嗜好品、運動習慣、仕事内容、睡眠時間…など、生活習慣病を予防するヒントは、それぞれのライフスタイルを伺うことで見えてくる」と、管理栄養士の照屋絵美さん。初回カウンセリング時には、2週間分の食事記録を持参してもらい、栄養素別に色分けをすることで、日頃の栄養バランスを見ます。
米や麺類、パンなどの主食量が多いため糖質過多になったり、揚げ物や酒類の摂取機会が多いためエネルギー過多になりがちな方、甘いものが好きで毎日間食する方、お子さんが小さくて自分の食事がおろそかになっているなど、対象者によって様々ですが、今までの食生活を急に変化させるのではなく、少しずつ間食や飲酒の量を減らすなど、続けられる食生活改善を提案しています。
「食生活・運動習慣など、一度に生活習慣を変えることがストレスになり、その反動がお酒や間食の摂り過ぎに繋がることも。『個別運動指導教室』は、特定健診を通して自分の健康状態を知り、自分にできるペースで少しずつ、日頃の習慣を見直し、改善を続けることで、心身ともに健康的な暮らしを手に入れることを目的にしています」と照屋さん。
次のページからは、具体的に参加者が取り組んだ運動や身体の変化をご紹介します。
運動
習慣づけと正しい運動方法が大切です
「個別運動指導教室」の運動面をサポートするのは「うるみんフィットネスセンター」専属のトレーナー。週1回ペースで、全8回、参加者の身体の状態に合わせた運動指導を行います。
参加者のみなさんが、具体的に取り組んだことや、食生活と運動の改善を通して、どのような効果があるのでしょうか。
自分の体を知る
市健康支援課の面談を終えると、運動指導のカウンセリングと、体組成測定を行います。
「体組成測定では、体脂肪率や筋肉量、基礎代謝量などを主にチェックしています。 体脂肪を下げるという目的があっても、筋肉量がなければ効率良く体脂肪を下げることができません。また、基礎代謝を上げるためにも、筋肉量をアップさせることが大切です。
加えて、上半身や下半身、左右など、四肢の筋肉量のバランスなども見ながら、筋力を付けたい部位を中心としたトレーニングメニューを組み立てます」と、うるみん専属トレーナーの清野宏美さん。 四肢の筋肉量のバランスは、四十肩や五十肩など、身体の痛みをかばう日常の動きの中で、左右差が生じてしまうこともあるとか。
初回のカウンセリングで、これまでの怪我や身体の痛みなどを聞き出し、自分の身体を左右のバランス良く使えているか意識しながら、約1時間の運動プログラムを実施します。
食生活・運動習慣改善で得たもの
6月から「個別運動指導教室」のプログラムに参加している大城均(57)さん。「昨年の健康診断の結果から、血圧が高めであること、肝機能の低下が見られ、案内された『個別運動指導教室』に通い始めました。管理栄養士さんとの面談では、食事で脂質が若干多いとのご指摘もいただきました。
2週間の食事記録からは野菜・海藻が足りないことが分かったので、外食時もサラダを取り入れたり、これまで欠食していた朝も、ヨーグルトやシリアルを食べるよう意識しました」。 また、健康寿命を伸ばすことにも意識が高まり、「個別運動教室」以外にも、週に2~3回のペースでうるみんフィットネスセンターに通っているそう。
「左肩を痛めたことがあって、違和感がずっと残っていたのですが、運動を始めたことで、その違和感が消えて、身体がとても楽になりました。片足で立ってもふらつきが減り、体幹がしっかりしてきたことを感じています。また内臓脂肪の数値も減ったのは嬉しい」と大城さん。
うるみんフィットネスセンターでは、予約制で、体組成測定や、専属トレーナーによる運動プログラムの作成が可能です。この機会に、日々の食生活・運動を見直し、より良い習慣を身に付けましょう。
私たちも「個別運動指導教室」に通っています
効果的な運動「フィットネスセンター」
初心者からアスリート向けの運動まで幅広く使えるマシンで、脂肪燃焼を目的とした有酸素運動に適しています。また、足腰の筋肉などを鍛えることもでき、負荷調整も容易なため、ご自身にピッタリの負荷でトレーニングを行うことができます。
スピンバイクで参加できる講座
キッズダンス
近年学校での授業でも取り入れられている「ダンス」。ゲームやスマホなどに没頭する子どもたちが増えている中、体を動かすことでリフレッシュし、表現力を養ってほしいと、キッズダンスは習い事の中でも人気です。
身体を動かすことで柔軟性や運動神経を養うだけでなく、音楽に合わせて踊ることでリズム感覚を身につけます。また、徐々に振り付けを覚え、少しずつ踊れるようになるという達成感は、子どもたちの心に自己肯定感を生み出し、心の成長にも役立ちます。さらに、ダンスを通して同じ目標を持つ仲間と出会い、発表会など共に励まし合いながら、緊張のシーンを乗り越え、度胸を身につけるなど、さまざまなメリットが多くあります。
「うるみんキッズダンススクール」では、初めての方でも参加しやすいように、入門クラスを設け全部で4つのクラスで段階に合わせて参加できます。
受講者の声
「うるみんキッズダンススクール」開講時から、ダンスを始めた座間味莉央さん。
小学1年生から習い始め、今年で5年目です。 「 自分より年上のお姉さんたちが上手に踊る姿が格好良くて憧れだった」と話す莉央さん。
「自分から人に話かけるのが苦手な子でしたが、ダンスを通して他校の友達ができコミュニケーション力もつきました」と、お母さん。
今では妹の菜央さんもダンスを習い始めており、上達していく姿が楽しみの様子です。
ダンス発表会が開催されました!
2022年6月26日に「うるみんキッズダンススクール」の発表会が開催されました。発表会の様子は、YouTube「うるみんチャンネル」から
キッズダンススクールのご案内
キッズダンススクール 小学生/土曜:入門・初級・中級クラス
中学生/木曜:ティーンズクラス
※上記講座は、有料のプログラムです。
お申し込み・お問い合わせ
https://urumin.jp/event/dance/